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個人再生手続の流れ

■債務整理とは
債務整理とは、借金を抱えている方のための制度であり、債務整理を行うことで返済の負担を軽くしたり、場合によっては借金をゼロにすることもできます。そのため、借金を抱えており返済に追われて悩んでいる方、積み重なる借金で苦しんでいる方には、債務整理をお勧めいたします。しかし、いきなり債務整理をするといっても、いくつか制度があり、何をどうすればいいのか分からないという方も多いはずです。そこで、ここでは債務整理の基礎知識から、その具体的な手続きの流れまでを分かりやすく説明していきます。

 

●債務整理の方法とその種類
債務整理の方法には、借金の返済における負担を軽くする方法や、借金の額そのものを減らす方法、また、借金自体をなくす方法といったものが挙げられます。

 

債務整理として設けられている制度として、主に①任意整理②個人再生③自己破産という3つの種類があります。それぞれ簡単に説明すると、①任意整理は裁判所を介さない方法で、債権者と直接交渉をしていきます。それにより、借金の減額や返済を長期にわたり分割して行うことにしてもらうといった条件を設けていくことになります。②個人再生や③自己破産は裁判所を介する手続きとなります。②個人再生は借金を減額してもらい、それ以外の借金は免除されます。③自己破産は、裁判所に支払不能であることを認めてもらうことにより、借金をすべて無くすという方法になります。

 

それぞれの手段にメリット・デメリットが存在し、一概にどの方法が一番良いということはできません。なぜなら、借金の額や返済状況も人それぞれであり、また、手持ちの財産の状況も人によって多種多様であるからです。そのため、借金の状態や財産の状況等を考慮して、どの債務整理方法が最適なのかを決定していく必要があるのです。その判断にお困りの際には、法律の専門家にご相談いただくことを強くお勧めします。

 

●個人再生のメリット・デメリット
先ほど確認した通り、債務整理の方法の1つに、個人再生というものがあります。ここでは、個人再生の制度の仕組みや、そのメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。

 

個人再生のメリットは、任意整理に比べて大幅に借金を減らすことが期待できる点です。また、手持ちの財産を手放すことなく債務整理ができる場合もあります。

 

しかし、デメリットとして、裁判所を介して行わなければならないため、手続きは多少複雑になります。また、個人再生後の数年間は新たな借り入れができなくなる点もデメリットといえます。

 

●個人再生手続きの流れ
まず、個人再生を行うには、裁判所に個人再生の申立書を提出するところからはじまります。千葉地裁において個人再生を行う場合には、弁護士が代理でこの申立てを行うと、個人再生委員というものがつかないことになっています。しかし、東京地裁においては個人再生委員がつくこととなっており、裁判所によって手続きが多少異なるため注意が必要です。

 

また、個人再生の中にも小規模個人再生と給与所得者等再生の2つがありますが、基本的に小規模個人再生をお勧めします。給与所得者等再生の場合、借金の返済額が大きくなる可能性が高いからです。どちらにすべきかについても弁護士にご相談ください。

 

そして、債務を分割して返済する計画を立てていきます。これを再生計画といい、裁判所に再生計画案として提出する必要があります。裁判所によって再生計画案が認められれば、その計画通りに返済を行っていくことになります。再生計画案が認められたことによって借金が減額されていますから、その計画通りに支払うことができれば、残りの借金は支払いを免除されたということになります。

 

●個人再生に関するご相談は当事務所まで
櫻井晴季法律事務所は、債務整理に関するお悩みを解決いたします。また、債務整理だけでなく、離婚問題や相続に関するご相談も幅広く承っております。借金を減らしたいがどうしたらいいのか分からない、債務整理で自分の借金がどれくらい減るのか知りたい、といった疑問やお悩みがありましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
債務整理のプロが責任をもって皆様の問題の解決に当たらせていただきます。

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代表弁護士紹介

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櫻井 晴季(さくらい はるき)
ご挨拶

皆さま、はじめまして。

弁護士の櫻井晴季(さくらい・はるき)と申します。


弁護士というと、堅苦しい雰囲気や気むずかしさをイメージされる方も多いかと思います。しかし、私がご依頼者様と築きたいのは、会話をしながら、自然とほほ笑みが生まれるような関係です。

「こんなこと弁護士に相談していいのかな」「相談したら依頼しないといけないのかな」そんな心配は一切いりません。問題がはっきりしていない段階でも、相談を迷われている段階でもかまいません。どのようななことでも、お気軽にご相談下さい。今出来ること、必要なことから、アドバイスさせていただきます。

経歴

千葉県千葉市出身

明治大学法学部卒業

國學院大學法科大学院卒業

2011年 司法試験合格

2013年 弁護士登録(千葉県弁護士会)

所属団体
千葉県弁護士会

事務所概要

名称 櫻井晴季法律事務所 >ホームぺ-ジはこちら
所属 千葉県弁護士会
代表者 櫻井 晴季(さくらい はるき)
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